栄養豊富で美味しい!体にもお財布にも優しいインドのダル5選
ナマステ!Ruiです。
さて、私、インド料理が好きです。もう知ってるよね。え?だってほぼ毎回フードネタですよ?
マトンやチキンももちろんいいんだけど、実はベジ料理の方が好みなんです。そして、パニールもラジマ(赤いんげん豆)もチャナ(ひよこ豆)も大好きなんだけど、とりわけ好きなのが、いわゆるダルという小さいお豆さんたち。
オイリーでスパイシーなインド料理が多い中、ダルはなんというか、ホッとできる家庭の味のようなカレーなんです。栄養価も高く、ダルカレーとライスだけででしっかり食事になりますしね!
はじめてインドのダル売り場を見かけたときは、なんじゃこの大量の種類の豆たちは〜!っとびっくりしたものですが、何のことはない、整理してしまえば実にシンプルなことが最近わかってきました。
今回は代表的なダル5つをご紹介しちゃいます。この5つのダルを知ってしまえば、もはやダルマスター!(たぶん…)
ウラダル(Urad Dal)
皮付きの状態では真っ黒く、あずきに近い形をしたウラダル。皮をむいて半分に割った状態のものを見かけることの方が多いかも。
皮を向いたら真っ白で、火を通すとつるんとしている。小さいので水に浸さずにそのまま使えて手軽だし、ツルンとした食感が楽しい。圧力鍋なら5分煮れば十分。普通のお鍋ならコトコト20分くらいかな?じゃがいもやおくらなどと一緒にカレーにすると、日本のカレーのようなとろみがついて、子どもたちのウケもよし!
写真左側に盛ったのがウラダル
このウラダル、実は、ドーサやイドリーなどの生地にも使われているんですよ。
マシュールダル(Masur Dal)
皮付きだと灰色っぽくてひらべったい形のマシュールダル。皮を剥いて鮮やかなオレンジ色で売られていることも多い。
皮付きだと食べごたえがあり、皮なしだと柔らかくなって他の具材と馴染みやすい。個人的には食感は皮なしが好みだけど、皮付きは皮付きで味わい深い。30分程度、たっぷりの水に浸してから、圧力鍋だと7〜8分程度煮ればOK。普通のお鍋だとコトコト煮込んで30分〜40分かな?
ダルを調理するには圧倒的に圧力鍋があると便利です。ちなみにダルカレーを作るときも、基本のカレーの作り方を参考にしてみてくださいね。
皮付きマシュールダルのカレー。味わい深くて美味しい。ちなみに右側のナスの料理は、ナスを薄くスライスして、アタ(全粒粉)に塩とスパイスを混ぜたものを全体にまぶして油たっぷりで焼き揚げにしたもの。これ、ナスでしかやらないらしいんだけど、すっごく美味しいのでお試しあれ!
ムンダル(Moong Dal)
ムンダルというと、ビールのお供にやめられないとまらない、インドの代表的なお菓子のムンダルを思い浮かべる人も多いかもしれないが、あの黄色っぽい色は皮を剥いた状態のムンダル。
皮がついているムンダルは緑色で、もちろんダルカレーにもするけれど、そのまま茹でてサラダにしたり、少しひげをはやしてもやしとして食べることも多い。
写真はムンダルをもやしにしたものと、他のお豆さんやザクロでサラダにしたもの。よくもやしの状態でも野菜屋さんで売っています。わたし、この小さいおまめさんたちのサラダ、大好きアルヨ。いっくらでも食べられる!サラダにする場合は固めに茹でた方が私は好みなので、30分ほど水に浸したら、圧力鍋なら2分程度でOK。普通の鍋で茹でても10分やれば十分じゃないかな。完全に好みの問題ですが、圧力鍋で5分やったらやわらかすぎた。
こちらもウラダルと同じく、ダルにする場合は皮を剥いて半分に割った状態のものを使う方が一般的。
ダルカレーにする場合は、皮付きまるごとの場合、30分程度水に浸してから5分程度。皮を剥いて半分に割った状態のものは、水に浸す必要はなく、圧力鍋なら3分程度でOK。お好みで硬さを調節してみてください。
チャナダル(Chana Dal)
これは、我が家の娘が好きなダル。ダルの中でも少し大きめなので、皮を剥いて半分に割った状態で売られていることがほとんど。ほくほくした食感が女子的には嬉しいお豆さん。大きめなので調理の前に30分ほど水に浸してから、圧力鍋で10分ほど茹でる。お好みでほうれん草やいんげんなど、刻んだ野菜を適当に加えてカレーにしても美味しい。
写真はチャナダルカレーとポテト炒め。
アラハルダル / トゥールダル(Aihar Dal/ Toor Dal)
チャナダルとよく似ているけれど、少し大きさが小さいアラハルダル、またの名をトゥールダル。食感もチャナダルと似ているけれど、少し小さい分、ホクホク感はあまり感じず、他の具材やスープに溶けこんで馴染みやすい。こちらも20分〜30分程度水にひたしてから、圧力鍋で7〜8分茹でれば下準備はOKです!
手軽にダル生活のススメ!
豆、というと、日本にいたときはすごく手間がかかって大変そうというイメージがあったけれど、ダルは小さいので水に浸しておく必要がないものも多いし、どのダルも扱いは簡単。基本のインドカレーレシピに沿って自分で調理すれば、辛さも調節できるし、自分好みのカレーが簡単にできちゃいます。
写真はいろんなダルのミックスカレー
さらに、栄養価も高くて優しい味わいのダルはお子様の離乳食にもピッタリ。インドの離乳食といえばダルらしい。そしてなんてったって、ダルは1kg100ルピー前後と格安で、インドなら入手性も抜群。
私はダリア(他の地域ではクスクスと呼ばれるもの)に、人参などの野菜と一緒にダルを適当に混ぜ込んで調理したりもします。豆入りの炊き込みご飯みたいで美味しいの。ちなみにダリアもダルカレーと同じく、インド料理の中では貴重なホッとする優しい味わいのお料理です。
あっ今日は肉や魚のストックがない〜っ!ていうときに、いつでも使えて便利なダル。
オイリーでガツンとスパイスの効いたインド料理に疲れたら、お家でホッとするダルの味を楽しんでみてはいかが?
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