インドの新しい税金システムGST導入!いったい税金はどう変わったの?
毎度!自称インド研究員Rikuです。
ついに待ちに待った(?)GSTが導入されました。
実はGSTの導入が正式に発表されたのは3日前の6月28日。財務大臣が毎日のよう7月1日に導入すると言っているにも関わらず、政府の公式発表は3日前となりました。
事業者の皆様、GSTのご準備はできておりますでしょうか。
本日7月1日にカフェに行ってGST版の領収書をもらってきましたので、6月30日のものと比較してみました。
ちなみに、私が行ったスターバックスやクリスピークリームドーナツでは、GSTシステム対応が出来ていないからか、ひたすら手書きの領収書をきっておりました。正式発表が3日前では無理も無いですね。
それでは、GSTの導入により実際どのように変わったのか、レストランの場合をみてみましょう。
Before:まずは6月30日の領収書
こちらは、グルガオンのスターバックスの領収書です。170ルピーのコーヒーにVAT、Service tax、Swachh Barat Cess、Krishi Kalyan Cessが税金として加算されていることがわかります。
VAT: 170ルピー x 13.13% = 22.32ルピー
Service taxとCesses: 170ルピー x 40% x 15% = 10.2ルピー
*レストランのサービス税は料金総額の40%に対して掛けられていました。
合計の税金は32.52ルピーで、税率約19%。計算過程がとっても複雑です。
参考にこちらの記事もどうぞ。インドのレストランでの消費税
After:次に7月1日の領収書
こちらはCofee bean@デリーの領収書。今度は、170ルピーのアイスティーに加算されている税金はCGSTとSGST、税率はそれぞれ9%ずつ。
170ルピー x 18%=30.6ルピー と、とってもわかりやすい!
同じ170ルピーのドリンクに対しての税金が、前)Rs.32.52→後)Rs.30.6と、2ルピー弱(1%程度)安くなっています。
ちなみにCGSTは中央政府のGSTで、SGSTは州政府のGST。
日本でいえば消費税本税と地方消費税みないな感じです。
結論:カフェでは1%程、税金は安くなります!
インドGSTでの税率は4種類
GSTは、5%、12%、18%、28%、の4種類があり、贅沢な物と認定されたモノ・サービス程、高い税率が課せられます。カフェでは、18%となったようですね。
その他、商品によって課せられる税率は細かく決められており、現在急ピッチで確認中です。まとまり次第、おってシェアさせて頂きます。ちなみに、チューインガムが28%となってたり、意外な税率区分けも多数。。
次回を、乞うご期待!
それでは、7月1日の速報まで。
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