【試食会レポート】南インドから直送のお刺身&お寿司
デリー&NCRに南インドのポンディシェリからお魚を空輸している日本人がいるという噂を聞きつけて、あちゃなび編集部行って参りました!お刺身の試食会へ!
その実態は如何に・・!?
美味しいお刺身&お魚料理たち
まずは頂いたお刺身やお寿司、お鍋などをざっとご紹介。
全て海で捕れてから48時間以内のお魚で、日本の築地で手に入れるよりも新鮮だとか!?
さらに日本から寿司職人を招いて作られた料理の数々。そのお味は・・?
お刺身からスタート。「シイラ」「スギ」「アジ」どれも新鮮で身がしまっていて美味しい!
「アジ」の南蛮漬け。お酢が効いていて、こちらもGood!
お次はお寿司。シャリ少なめ&ネタ厚めでなんとも贅沢!
お鍋〜。お魚の出汁が効いていて、ホッとするお味。おいし〜い♡
どれもインドで捕れたとは思えない、美味しいお魚でした。
こんな美味しくて安心できるお刺身がデリーで食べられるなんて嬉しい限り♡
仕掛人は日本の弁護士!?
こちらのお魚ビジネスを始められたのは、西野良和さん。正真正銘の日本の弁護士さんです。数年前からインドの弁護士事務所で働かれた後、なんとお魚屋さん(?)に転身!
皆さんに「安心して美味しく食べてもらえるお魚を届けたい!」という思いで、強い拘りをもってお魚の捕獲〜流通を確保して、デリー&グルガオンまで届けてくれてます。
すごいぞ①自分で漁に出て捕獲!?
西野さんのFacebookを拝見していると、ほんとに血のにじむ努力が見られます。自分の目で確かめたものしか信用しないという拘りから、信頼できる漁師を探し、自らも漁に。
下記引用は、全て西野さんのFacebook。漁師のアンドリューさんと漁に出たときの様子のようです。
イルカを見ると、アンドリューさんが叫びだしました。
どんだけイルカが好きなんだとびっくりしたのですが、イルカのいるところには、キハダマグロがいることが多いからとのこと。
イルカを目指して船を進めます。マグロ漁の漁師にとって、イルカはとても大事な仲間なんですね。
天候が悪く、漁ができるか心配していましたが、無事魚が取れました!
本日、送付実験の第1回を実施します。取れたての魚。保冷は完璧で、血抜きもしてあります。
明日、空輸で、世界一のクオリティをお届けします。
こんなに苦労して捕獲されたお魚をデリーまで運んでくれるなんて。。脱帽です。
すごいぞ②日本の寿司職人による現地人へのトレーニング。
なんと、寿司職人の日本人女性にはるばるインドまで来てもらっているんですね。この方のお陰で、お魚の目利きは安心、そのスキルを現地人に伝授してくれてるとか。
今日は、各漁船のリーダ達を集めて、神経締めのガイダンス。
まずは、マグロの神経締め暦5年、漁師のトレーナーでもあるムトゥさんから講義があり、うちのシェフ(日本人から招いた寿司職人)が補足するという形で進みました。
すごいぞ③流通も独自で安心ルートを構築!
試食会でも度々口されてたのが、安心安全への拘り。「売られるときに冷凍付けされていても、どの段階でされてるが分からない」という、インドの流通に対する不安から、ご自信で流通まで作っちゃったのですね。
とりあえず、発泡スチロール10個買ったけど、配送の度に新しい発泡スチロールを使うのは環境負荷が高いから、インド国内での配送は発泡スチロールを繰り返し使えるようにしたい。魚を特殊な袋で包んでプラスチックボックスに入れて、それを発泡スチロールで包めば魚が重ならず、かつ衛生的に運べる。
ムンバイ→デリー、またはムンバイ→チェンナイへのコールドチェーンでの物流のニーズがあったらご連絡下さい。
自前でコールドチェーンを組むので、そこに乗せられます。
流通ひとつにも、環境への配慮や西野さんの拘りが見られますね。
すごいぞ④現地人の生活向上も視野に!
昨日はデサッパンさんとアルルクマールさんが釣ってきたキハダマグロでトレーニング。
デサッパンさんとアルルクマールさんは、まだ2人とも23歳。
彼らの子ども、孫の世代が漁業を続けられるように、漁場の資源を守り、持続可能な漁業を実現していきます。そして、彼らの子どもが十分に教育を受けて、漁師を選ぶか、それ以外の職業を選ぶかの選択ができるように、漁師が十分に稼げる状況を作っていきたい。
今後について
まずは、2016年11月中旬〜パークプレイス@グルガオンでお刺身の販売がスタート!
将来的にはインド人にも食べてもらえる美味しいお寿司屋さんを展開したいとか。
西野さんのバイタリティなら期待出来そうですね!
おまけ:ポンディシェリってどんなとこ?
このお魚たちは、南インドのポンディシェリの海で捕獲されます。昔フランス領だったらしく、今でもフランス語が使われるとか。デリーから直線距離で2183Km!
海がとってもキレイなんですねー。チェンナイから車で3時間の距離のようですが、こんなに透明度が高い海が存在するとは!!お魚も安心ですね。
画像、文面引用は全て西野さんのFacebookより。
https://www.facebook.com/yoshi.nishino
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